パソコン教室の選び方

パソコン教室に通ったほうが良いかも?
どのパソコン教室に行けば良いのだろう?
どうしたら自分に合ったパソコン教室を見つけられるだろう?

パソコン教室でパソコンを身に付けよう!
と思っていても、どう選べばよいか検討されていらっしゃる方に、またお悩みの方に向けて、パソコン教室を選ぶポイントをご紹介します。

パソコン教室の選びかた

目的をはっきりとさせる

パソコン教室を選ぶ準備段階として、最も大切なことが目的を明確にすることです。
ざっくりと人に説明できるくらいまで目的を明確にできたら最高ですが、むつかしく考えることはありません。

ぼんやりと「パソコンができるようになりたい」とお考えなら、そこに何のためにを追加するだけ。
「仕事に活かしたい」「趣味にしたい」「ひまつぶし」「生涯学習の一環」などです。

もしも「仕事でエクセルを使えないと困るから・困っているから」ということならすでに目的は明確ですし、「資格を取って転職活動に活かしたい」なら同じく。

最終的に自分がこうなりたい。をしっかり伝えることができるようにしておきましょう。
目的が定まれば、その目的を達成できそうなパソコン教室を選ぶことができるようになります。

授業形態から選ぶ

パソコン教室の授業形態(レッスン形式)にはいくつかの種類があり、大きく分けると次の5つが挙げられます。

  • 個別指導
  • マンツーマン(個人指導)
  • ビデオ学習
  • 一斉授業
  • オンライン(リモート)

それぞれの特徴を把握したうえで、自分に合いそうな授業形態の目星をつけましょう。

個別指導

多くのパソコン教室が採用している授業形態で、オンデマンドと呼ばれる動画教材を見ながら学習を進めるビデオ学習型と、テキストや教材を利用して学習を進めるテキスト学習型に分けられます。

各々に特徴がありますので、ここではテキスト学習型の個別指導についてご説明します。

個別指導とは?

個別指導と聞くと、マンツーマンレッスンを想像される方も多くいらっしゃると思います。
実際は35人の生徒に対してインストラクター1人くらいの割合が平均的な個別指導のスタイルです。少人数個別指導とも呼ばれます。

「パソコン教室通い始めはインストラクターに沢山教えてもらいながら授業を進めたけど、慣れてくると意外と集中してレッスンを進めることができ、1回もインストラクターに質問することが無かったわ」なんてこともあるものですが、困ったときにすぐ聞けるのは少人数個別指導のメリットです。

テキスト学習

テキストや課題を見ながら学習する形式です。

自習形式などと揶揄されることもありますが、インストラクターのサポートがあれば理にかなう学習形式でもあり、多くのパソコン教室で採用されています。

市販の教材を使用する教室とオリジナルの教材を準備している教室があり、それを組み合わせた教室があります。
テキスト学習のメリットは自分のペースで学習を進めることができること。体系的に学ぶことができることです。

マンツーマン(個人指導)

インストラクターと生徒が一対一で授業を進める授業形態です。

パソコン教室の授業は「カリキュラムに沿ってレッスンを進めて知識と経験を蓄えていく」のが一般的ですが、目的が明確で限られた範囲のアドバイスが必要な場合やお困りごとの解決など、個人的な要件でインストラクターの力を借りたいというような、限られたケースで利用されることが多いです。

マンツーマンレッスンは他と比較してお高めに感じる価格設定ですが、最短距離で問題解決まで導いてもらえるため、満足度の高いレッスンでもあると言えるでしょう。

「わたしはマンツーマンじゃないと覚えられないから」と仰る方もいらっしゃいますが、比較して安価に効率よく学習する方法がパソコン教室ごとに用意されているため、目的と照らし合わせて検討することが大切です。

ビデオ学習

オンデマンドと呼ばれる動画教材を見ながら学習を進める、ビデオ学習形式です。

ビデオを見ながら同じようにパソコン操作をするため感覚的にも分かりやすく、正しいパソコン操作を覚えることができます。
体系的に学ぶことができ、1から10までしっかりとビデオ通りに操作ができれば学習の成果が出るように設計されています。

早送りでビデオを進めたり飛ばしたりするようなことは想定されていないため、理解度が早いと学習ペースが伸びにくいことがあります。習得速度に自信のある方は、事前によく確認しておきましょう。

一斉授業

いわゆる義務教育・学校形式の授業形態です。

採用しているパソコン教室はほとんどありませんが、単発的なイベントや決まったカリキュラムなど、限られた内容で一斉授業が採用されることはあります。

スマートフォンやタブレットの授業を開催しているパソコン教室では、パソコンは個別指導。スマホやタブレットは一斉授業と分けている教室があります。携帯電話会社などが開催するスマホ講座においては、一斉授業が一般的です。

オンライン(リモート)

生徒は自分のパソコンから、パソコン教室のパソコンをリモート操作して授業を進める授業形態です。

必要に応じてLINEや通話アプリなどを利用してインストラクターと会話しながら授業を進めることもできます。
インストラクターが操作画面を見ることができ、適切な指導をしつつ模範操作を見せたりすることもできるため、「場所が離れているだけで教室内で授業を受けるのと変わらない」というレベルの授業を実現している教室もあります。

また、オンラインでビデオを見ながら自分のパソコンを操作して学習し、アドバイスや指導が必要なときにインストラクターがリモート操作する形態もあります。

2019年以降、リモートワークやオンライン会議が一般的になっていく中で、オンラインの授業形態に対応するパソコン教室が出てきました。

(補足)オンラインビデオ学習

自分のパソコンを用いてオンラインで動画教材を見ながら学習を進める「オンラインビデオ学習」のサービスを提供する事業者も増えてきました。

基本的には独学となり、困ったことをメールやチャットで聞くことはできる。というサービスです。

「リアルタイムに質問することができない」「回答に時間がかかる」「どう質問すれば良いのか分からない」などの問題が発生することも。
通学でもオンラインであっても、パソコン初心者さんにはインストラクターの指導があるパソコン教室をおすすめします。

体験や説明会に参加する

パソコン教室のほとんどは契約前の無料体験や説明会・カウンセリングの機会を設けています。

目的を達成できそうなパソコン教室かどうか判断するために欠かせないことがこの体験や説明会です。はじめての場所に行くのは少し緊張するものですが、気軽に参加しましょう。

体験や説明会で確認すべきこと

体験や説明会では、まずは自分の意思や目的を伝えることになります。

目的を達成することができるパソコン教室であるかどうか、判断するためには説明や提案を受けることも大切ですが、最も重要なことは疑問を残さないように質問をすることです。
疑問に思うこと。不安に感じていること。予算についてなど、どんな質問にも丁寧に答えてもらえる教室は安心です。信頼関係が築きやすいもの。

また、その際はインストラクターや生徒の数。授業の様子。賑やかなのか落ち着いた環境なのか等、教室全体の雰囲気も確認しておきましょう。
「実際に通い始めたら想像と違った」ということが起きるケースのほとんどは、質問によって避けることができるものです。

体験や説明会であっても、疑問や不安を解決してくれる教室やインストラクターとの出会いこそが、パソコン教室選びの重要なポイントとなります。

契約は自分の意思で

体験会に参加したから契約しないといけない?そんなことはまったくありません。

自分の感覚で、意思で、それこそ直感でも、契約の是非は自分で決めることができるものです。
目的を達成できるかどうか、自分にとってベストな教室を見つけるための体験ですから、その機会を大いに活用してください。

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