パソコンの基本操作ができる方とは?

パソコンの基本操作ができる方とは?

 

パソコンの基本操作とは

パソコンの基本操作とは、大きく分けると3つの操作となります。具体的には「マウスの操作」「キーボードの操作」「ウィンドウズの操作」です。

マウスの操作

マウスと言えばネズミですが、この道具は見た目からしてマウスという呼び名がぴったりです。

有線や無線などのマウスのイメージ

パソコンと有線で接続するマウスが一般的でしたが、現在は無線式マウスが一般的になりました。
マウス本体には左右2つのボタンと中央に1つのローラーがあるものが標準です。

パソコンの画面に表示されているものを選んだり実行したりするためにマウスを操作します。
パソコン操作は「選択」と「実行」を繰り返すものです。

マウス本体を机やマウスパッドに滑らせながら、上下左右に動かすことでマウスを操作をすることができます。
パソコンの画面に表示されるマウスポインタ(矢印マーク)は、マウス操作に追従して動きます。
はじめてのマウス操作は意外なほどに上手くできないものですが、練習すれば慣れていきます。ご安心ください。

思ったとおりの場所へマウスポインタを移動させることができればはじめの一歩をクリア。
クリックと呼ぶ左側のボタンを押す操作・ダブルクリックと呼ぶ2連続でカチカチッと左側のボタンを押す操作・ドラッグと呼ぶクリックしながらマウスを動かす操作が不自由なくできるようになれば、マウスの基本操作はOK。

早い方では1時間程度で。時間を要しても数時間も触ることができれば、特に操作を意識することなく、自然に使えるようになるはずです。

キーボードの操作

キーボードの文字はなぜ不規則に並んでいるのか。どこに何があるか覚えるは無理かもしれない……
パソコンを使えるようになっても、キーボード操作に自信が無いからパソコンに苦手意識があるという方も多いものです。

ワイヤレスキーボードのイメージ

キーボードもマウスと同様に、有線でパソコンとつながるものと、無線でつながるものがあります。
ノートパソコンは本体にパソコンの画面とキーボードが一体になっています。

キーボードにはたくさんのキーがありますが、パソコン基本操作のために使う(覚える)キーの数はそんなに多くありませんので、心配はご無用です。

パソコン操作は「選択」と「実行」の繰り返しとご紹介しましたが、キーボードを用いた入力操作は「指示」や「説明」や「記録」をするものです。
パソコンに話しかけてもパソコンは理解してくれませんでしたが(現在は音声認識技術が向上しており、それが可能になるものもありますが、ここでは省略)、人とパソコンはキーボードを介して次のようなコミュニケーションを取ることができます。

  • インターネット検索するときに何を検索するのか伝えることができる
  • ワープロソフトを利用して文章作成をすることができる
  • 作成したファイルやフォルダの名前を指定することができる

キーボードの操作を習得するには少し時間を要します。
ブラインドタッチができるようになればベストですが、こつこつ練習を積み重ねていく必要はあります。

とはいえ数時間〜数日パソコン操作を続けることで、キーボードの文字配列やよく使うキーの位置を覚えることができ、はじめてキーボードに対峙したときの緊張感を忘れてしまうと思います。

ウィンドウズの操作

ウィンドウズ。パソコンを使ったことがない方でも、目に・耳にすることがあるかと思います。
パソコンと言えばウィンドウズと言っても過言では無いように思います。

ウィンドウズはオペレーティングシステム(OS)と呼ばれるものです。
OSはパソコン(コンピューター全般も含め)を動かすためのソフトウェアで、パソコン全体を制御・管理し、人が使いやすいように作られています。
マウスやキーボードを操作することにより、ウィンドウズを操作することができます。

パソコンの画面に表示されるスタートボタンやアイコン(何のファイルやアプリかをわかりやすく判別するためのマークです)をマウス操作することで、操作したいことをウィンドウズに指示することができます。
ウィンドウズは人間の操作・指示に対して忠実に動きます。

  • インターネットをするためのアイコンをクリックすればインターネットができます
  • メールソフトのアイコンをクリックすればメールソフトが起動します
  • スタートボタンをクリックして電源を切るためのボタンをクリックすれば電源を切ることができます

パソコン操作は「選択」と「実行」の繰り返し。キーボードを用いた入力操作は「指示」や「説明」や「記録」をするものとご紹介しましたが、ウィンドウズの操作はウィンドウズで何ができるかを知ることから。また、覚えることから始まります。

覚えると言ってもそんなに難しいことではありません。インターネットやメール、ワードやエクセルなど、様々なアプリ(ソフト)を簡単に使えるのがウィンドウズです。聞いたことのあることも多いと思います。
パソコンに慣れてくる頃には、ウィンドウズすごいな!パソコンってこんなにできることがあったのか!と思うと思います。

求人情報で目にするパソコンの基本操作ができる方・パソコンが使える方とは

正社員や契約社員、アルバイトやパートなどの雇用形態を問わず、とくに事務職やオフィスワークとなればパソコンを使わない仕事を探すほうが難しいのが現状です。

パソコンを使えて当たり前と言われて久しいものですが、求人情報や募集要項で目にする「パソコンの基本操作ができる方」「パソコンが使える方」とは、具体的にどのようなレベルなのでしょうか。

求人情報に詳細が記されていることもあります

データベースを操作・構築するアクセスを使って事務作業を行うある企業では、アクセスを使える人を求人したい場合には、それを明示して求人を行うそうです。

また別の企業では、エクセルを業務で使用するそうですが、関数を組み合わせたり、ピボットテーブルを操作できる必要があるとのこと。求人情報には必ず『必須パソコンスキル:エクセル(関数やピボットテーブルの操作ができる方・またその実務経験がある方)』と表示するとのことです。

「パソコンの基本操作ができる」とは

仕事や業務で使うパソコン操作となりますので、マウスの操作やキーボードの操作はできて当たり前のレベルとなってきます。
表現は同じ「パソコンの基本操作」ですが、仕事や業務となるとレベルが上がってしまうのは仕方のないところです。「パソコンができる」の内容が曖昧になる理由のひとつです……

パソコン操作の初歩
  • マウス操作
  • キーボード操作(日本語・英語・数字・記号を用いて文章入力ができる程度)
  • ウィンドウズの操作
一般的なパソコンの基本操作はこのくらい
  • インターネット閲覧・検索(知りたい情報を適切に検索して調べることができる)
  • メール送受信(ファイル添付なども)
  • タイピング・文章入力(タッチタイピングができるとなお良し)
  • ファイル・フォルダーの操作・管理
  • Word(ワード)を用いてA4用紙1枚の文章作成ができる
  • Excelを用いて文字や数値などの入力ができる
例)パソコンの実務経験がある方
  • タッチタイピング(10分間で600文字以上入力できる)
  • Wordの基礎(文章作成・編集・書式設定・ページ設定・表作成・画像、図形、アートの挿入・ビジネス文書作成・印刷)
  • Excelの基礎(効率的なデータ入力・表の作成・書式設定・数式入力・参照の理解・グラフ操作・シート、ブック操作・データベース基礎・印刷)
  • PowerPointの基礎(プレゼンテーションの作成)
  • プリンター・スキャナーの利活用
  • PDF等ファイルの閲覧・共有

事務職で求められるパソコンスキル

特に事務系の職種となる求人では、「基本的なパソコンスキルを有していること」が応募の必須条件とされていることをよく目にします。

職種・職場により実務で求められるパソコンスキルは異なるものですが、異なるとはいえ「基本的なパソコンスキル」と言われるように、次のようなパソコンスキルを有することが求められています。

パソコンの基本操作・基礎知識

ウィンドウズを操作するためのマウス操作とキーボード操作(日本語・英語・数字・記号を用いて文章入力)ができる。

デスクトップの操作、ファイルの作成・保存・削除、フォルダの管理などができれば、パソコンの基本操作ができると言えるでしょう。

セキュリティ対策

情報セキュリティ(サイバーセキュリティ)対策が必要であることを理解している。

ウィンドウズの更新やウイルス対策ソフトのインストール・定期的な更新、パスワードの設定や管理、不審なメールやリンクの判断など、セキュリティ対策の必要性を知っていることが重要です。

インターネット・メール

インターネットやメールができる。

インターネットを利用するためのウェブブラウザの操作、ウェブサイトの検索、ブックマークの管理、メールの送受信などができれば、インターネットやメールができると言えるでしょう。

ワープロソフトの基本操作

Microsoft WordやGoogle Docsなど、ワープロソフトを使える。

文書の作成・編集・書式設定、ファイルの保存・印刷などができれば、ワープロソフトの基本操作ができると言えるでしょう。

表計算ソフトの基本操作

Microsoft ExcelやGoogle Sheetsなど、表計算ソフト(スプレッドシートソフト)を使える。

表の作成・編集・計算、データの整理・グラフの作成、基本的な関数の利用などができれば、表計算ソフトの基本操作ができると言えるでしょう。

パソコンの基本操作ができる方になるために!

パソコン教室で学んだ方から実際にお聞きした言葉があります。
「知らないことばかりだからきっと大変だと思っていた」 「わたしには無理かもしれないからと半ばあきらめていた」

そしてまた、「パソコン教室に通って良かった」「もっと早くから始めていれば良かった」ということも、同様によく耳にする言葉です。

パソコンはかならずできるようになります。必要な条件をあげるなら、良い学習環境と、良いパートナー(インストラクター)。

パソコンができる方になるために、パソコン教室は親身になってお手伝いをさせていただけるはず。
まずは各スクールで開催している無料体験や説明会へお気軽にご参加ください。
きっと、もっと早く体験しておけば良かった!と、お感じいただけると思います。

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